コンピュータで知識を表現する研究の中でとくに有名なもの。
認知心理学における記憶構造モデルを起源とする。
各概念にラベルが付与され、概念と概念の間の関係性を記号で表すネットワーク型モデル。
直観的・視覚的に分かりやすく、検索も便利に行える。
オントロジーセマンティックウェブの前身となる研究である。

    is-a    part-of
動物←←←うさぎ←←←
動物←←←パンダ←←←

上記の例で「概念」は、上位から順に「動物」、「うさぎ、パンダ」、「目、手」となる。
下位概念が上位概念の属性を引き継ぐ←がつく。
関係を表すのは「is-aの関係」と「part-ofの関係」の2種類。

●「is-aの関係」・・・である
 うさぎ is-a 動物(うさぎは動物である。)

●「part-ofの関係」・・・の一部
 手 part-of パンダ(手はパンダの一部である。)

●「function」・・・機能
 Drive is function of a Car.(走行は車の機能である)

●「instance-of」・・・概念のうちの特定の一つの実体を意味する
 "My Car" is instance of a Car.(「わたしの車」は車の実体である)

My-Car→→→Car←←←Drive
  instance-of    function