第三次AIブームは、ビッグデータの活用が盛んになり始めた2000年以降に到来した。
これまでのルールベースAIとは異なる、自ら知識を獲得する機械学習を中心とした技術が使われるようになった。
特に、特徴表現を自動的に抽出するディープラーニングの成果が、ブームを過熱させた。

2010年ごろから本格的なブームとなった背景には、以下の要因がある。
●2000年以降のインターネットの普及によって、学習データを集めやすくなった。
GPUなど演算リソースの性能が向上し、膨大な情報を短時間で処理できるようになった。
●効果的なアルゴリズムが開発された。
●クラウド技術を使用したサービスが普及した。